ArcGIS Desktopの基本

ArcGIS Desktopは,ArcMap,ArcCatalog,ArcToolBox(10からはArcMapとArcCatalogに完全に統合されている?)などから成っています。ArcGISはArcView,ArcEditor,ArcInfoなど機能や開発環境などにより差別化が図られています。一般的にはArcGIS Desktop(ArcView)で十分だと思われます。ArcViewにいくつか必要なエクステンションを購入すれば解析機能がグッと増える仕組みになっています。特に都市計画の分野では,Spatial Analyst,Network Analystなどが分析の手助けをしてくれます。

★ArcGIS Desktop >>> ESRI Japan







○ArcMapの起動

ArcMapはプログラムメニューから「ArcGIS」-「ArcMap 10.2.1」で起動します。


このような画面が表示されます。
左側のコンテンツにデータを表示することになります。ArcToolBoxはArcMapに統合されていますので,左下のタブをクリックすると,メニューが表示されるようになります。
※このあたりの画面設定は使いやすいようにカスタマイズするといいと思います。上のツールバーの設定も,よく使う機能を「カスタマイズ」-「ツールバー」から選択します。


これがArcToolBoxのメニューです。この表示はエクステンションの購入状況によります。

<!重要!エクステンションのアクティベーション(有効化)>

エクステンションを有効にするには「カスタマイズ」-「エクステンション」で以下のように購入したものにチェックを入れます。この作業をしておかないと,せっかくの機能が無駄になります。。。





<マップドキュメントプロパティ>
初期設定で重要なものとして「マップドキュメントプロパティ」があります。「ファイル」-「マップドキュメントプロパティ」をクリックします。




このメニューにある「パス名 □データソースを相対パスで保存(R)」にチェックを入れます。
これは作業環境にもよりますが,使用するデータやArcMapドキュメント(*.mxd)を同じフォルダ(あるいは同じ階層構造)などに保存する場合は,「相対パス」で保存することを進めます。
ArcGISが複数のマシンにインストールされている場合,ネットワーク環境や設定によっては「絶対パス」ですと,ArcMapドキュメントを開いたときにデータが見つからないといったエラーが起きやすくなります。ArcMapドキュメントから参照できる場所=相対パスでファイルの場所を認識できれば,このようなエラーは回避できます。
単一マシンからしか見ない。あるいは作業を個人だけで行う場合などはチェックは入れなくても良いでしょうが,経験的に「相対パス」の方が無難です。。。

この「ArcMapドキュメント」については,ArcMapのところで。


ArcCatalogの起動

ArcCatalogもプログラムメニューから「ArcGIS」-「ArcCatalog」で起動します。
一方,ArcMapからもファイルの場所などを見ることができる「カタログ」ウィンドウが用意されています。あくまでファイルの参照ですので,作業自体はArcCatalogで行います。

<ファイル管理のためのArcCatalog>
このArcCatalogですが,エクスプローラと決定的な違いがあります。
まず,Windowsのエクスプローラです。



たとえば,「dourokukan_jgd2000.***」というファイルが7つくらいあるかと思います。
これをArcCatalogで見てみると,




「dourokukan_jgd2000.shp」というShapeファイルのみの表示1つになっています。
つまり,Windowsでのファイル管理ではできない,ファイル間の関係性を考慮した上で表示してくれるのが「ArcCatalog」です。したがって,ファイルの移動やコピーなどは必ず「ArcCatalog」を使うクセをつけましょう。そうすれば,ファイルの受け渡しなどで「一つファイルがかけている!」などのミスがなくなります。
このShapeファイルについては,ベクターデータのところで。

それで,左にある「カタログツリー」にいつも使う,データを保存しているフォルダを表示します。


「フォルダに接続」のアイコンをクリックすると,ローカルのフォルダやネットワーク上のフォルダをマウントできます。
一度マウントすると,次からはその情報が残っていますので,再接続する必要はありません。



<投影定義や座標変換のためのArcCatalog>
これについては,ArcMap上でもできるのですが,個人的にはArcCatalog上での作業が楽だと思っています。いちいちファイルを開くのもなんですから。。。
ArcCatalogも上の図のように,左下にArcToolBoxが統合されています。ファイルを開かなくでArcCatalog上でも作業が可能となっています。

「データ管理ツール」-「投影変換と座標変換」のメニューが以下のようになります。



ここで主に使用しているのはフィーチャです。フィーチャとはここではベクターデータのことを指していて,ポイント,ライン,ポリゴンなどの投影変換を行えます。ラスターデータの変換も行えます。

ひとつは,「ラスタ」-「ラスタの投影変換」から行えます。



もうひとつは,ArcMapで変換したいラスタを表示し,投影定義が正確にされたフィーチャあるいはラスターデータを表示し,きっちりと重ね合わせたのを確認した上で,「ラスターデータのエクスポート」(具体的には,マップレイヤ上のラスターデータを右クリックし,「データ」-「データのエクスポート」をクリック)を実行します。



そして,「空間参照」を「現在のデータフレーム」にします。
詳しくは,左下の「ラスタデータのエクスポートについて」を見るか,以下を参照ください。

ArcGIS Resources >>> ArcMapでのラスタのエクスポート






詳しくは,投影定義と座標変換で。


と,ざっくりと主な三つの機能について概観しました。次からはもう少し詳しく見てみます。




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Yuji KOBAYASHI,
2011/05/26 15:58
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Yuji KOBAYASHI,
2011/05/26 16:02
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Yuji KOBAYASHI,
2011/05/26 16:22
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Yuji KOBAYASHI,
2011/05/26 16:06
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Yuji KOBAYASHI,
2011/05/26 16:10
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