ネットワークデータセット




最もシンプルなネットワークデータセットの作成

ここでは数値地図25000(空間データ基盤)のデータを元に,ネットワークデータセットを作成してみます。
数値地図25000を変換すると「dourokukan.shp」というデータが生成されます。このラインデータをベースにします。
(投影定義は,JGD2000-第2系にしておきます。)

ArcCatalogでその道路データを右クリックし,「新規ネットワークデータセット」をクリックします。
(ArcMapからも同様に作成できます。)



ここはネットワークデータセットの名称を入れます。元のファイルをベースに,***_NDとデフォルトの設定が入力されています。
適宜変更してもOKです。




「ターン」をモデリングするか否かですが,ここはデフォルトのまま「はい」で一応進みます。



次の接続性は気にせず,「次へ」をクリック。



ここも「次へ」で。


ここで属性を設定するわけですが,「次へ」をクリックします。



すると,次のダイアログが出ます。


要するにここは,ネットワーク分析で重要な重み付け=コストを少なくとも設定しろと言っているわけですね(たぶん)。
文章を読むと「長さに基づいてコストを追加~」と書いていますので,「はい」をクリック。

で次の画面に進みますが,前の画面に戻ってみます。
すると,以下のように「使用タイプ」=「Cost」で「単位」=「メートル」になっています。
実はこの長さを元に,「最短経路」をネットワーク分析できるのです。
「次へ」行きましょう。




ここは「いいえ」のまま,「次へ」。



「サマリ」がでますので,軽く目を通し...さなくてもよいですが。確認を。で,「完了」。



少し待つと,ArcCatalogに新しいネットワークデータセットが追加されます。以下のようなアイコンです。






これをArcMapで開いてみます。
開こうとすると,以下のように聞かれます。「はい」でOK。



以下のように道路のラインと,接点であるノードのデータが同時に追加されます。



このデータを使った分析はこちらで →  Network Analyst



ネットワークデータセットに時間を設定する

Network Analyst に「新規配車ルート(VRP)」というのがあり,時間のフィールドが必須になっています。
時間というのは難しくて,広い道路は早いだろうし,狭隘な道路は時間がかかるだろう。。。といった,本当はそこまで厳密に設定をしないと「近い」だの【早い」だの,そんあ議論はできない...と思うのですが,「傾向を見る」ということであれば,所要時間のアルゴリズムを設定して,各ラインに時間を入力してあげればいいと思います。

ここでは,時速40km=秒速11.1m程度のスピードで移動した場合の所要時間(秒)を「時間」として設定してみます。
上で使ったShapeファイルをコピーして,「dourokukan_jgd2000_time.shp」というファイルを元にします。

Step1:時間のフィールドを準備する

1)ArcMap上で上記Shapeファイルをレイヤとして追加し,属性テーブルを開きます。
2)属性テーブルの左上にある,「テーブルオプションボタン」をクリックし,「フィールドの追加」をクリック。



以下のように,フィールドの設定を行い,「OK]をクリック。
精度などは適宜変更してください。



3)追加されたフィールドを右クリックし,「フィールド演算」を実行します。



ここでの数式は距離のフィールドを11.1m/秒で除してあげます。
この結果,Timeフィールドには「秒」の値が入ることになります。


以上で下準備が終わりました。


Step2:新規ネットワークデータセットの作成

以上で作成したデータを元に,新規ネットワークデータセットを作成します。
ArcMapでも作成はできますが,ArcCatalogへ移動します。(やる人の好みと言うことで。。。)

1)ArcCatologで先ほどのshapeファイルを右クリックし,「新規ネットワークデータセット」を実行。

2)コストの設定のところまでは,「次へ」で進みます。

3)「新規ネットワークデータセットの属性を指定してください」のところで,「追加」をクリックし,次のように設定します。名前は適宜で結構です。



単位を「秒」にします。「デフォルトとして使用」にチェックを入れておきます。
それから,「長さ」もコストに追加したいときは,前の時のように先に追加していてもいいと思います。

4)次に,Timeをアクティブにし,「パラメータ」を設定します。たぶんいらないのではないかと思いますが,Timeパラメータを設定しておきます。


5)元の画面に戻り,「エバリュエーター」で,「ソースの値」タブ内に,エラーがないことを確認。そして,「次へ」進みます。


6)「ルート案内」の設定は「いいえ」で結構です。次に進みと「サマリ」が出ますので,「完了」ボタンをクリックします。

以上で,時間のフィールドが含まれたネットワークデータセットが完成です。


ネットワークデータセットに「通行不可」を加えてみる









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